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ACT.148続き妄想の続き おまけの続き

最初にお詫びしておきます。すみませんm(__)m

題を考えるのが苦手なので、おまけの続きなんて書いちゃってます。

これは、9日に更新した『好意を謹んで受けさせて頂きます』を『行為』ととった場合の続き妄想の続きです。

9日に更新したときにはボツにしてしまっていた部分です。

ボツにしてたんですけど、思い直して今回復活させちゃいました。

興味のある方だけどうぞ。

明日のことを考えたら、眠らないといけないと思うのに、目を閉じれば触れそうなぐらい接近していた敦賀さんの綺麗な顔が思い出されて、布団に入っても何度も寝返りをうつだけで、ちっとも眠れなかった。

いつもならまだ寝ているような、外も暗い時間にかかってきた電話に飛び起きた。

ディスプレイに出る非通知の3文字に、訝しく思った。

かけてきたのが椹さんにしても、敦賀さんにしても、こんな時間に何があったと言うのだろう。

「もしもし、最上ですけど」

恐る恐る電話に出た私に、とにかく至急事務所に来て欲しいと、電話の向こうで椹さんが慌てていた。

なんだかよくわからなかったけど、言われるままに事務所に急いだ。

タレント部に着くなり見せられたスポーツ新聞に、身体から血の気が引いていった。

『敦賀蓮、京子と車中で濃厚キス!』

そんな見出しで始まった記事を目にして、新聞を持った手が震えてしまった。

椹さんに促されて共に社長室に向かい、事情を説明した。

「確かに敦賀さんに送って頂いたのは事実ですけど、敦賀さんとキスはしてません!」

必死で訴えているところに、早朝にもかかわらず、さわやかな声が聞こえてきた。

「おはようございます」

穏やかに微笑んでいる敦賀さんを見て、昨日のことを思い出して顔が熱くなったけど、落ち着け、落ち着けと自分に言い聞かせて、ペコリと頭を下げて挨拶をした。

「俺の初スキャンダルだそうですね」

キスしていないって訴えることにばかり必死になってたけど、言われてみれば敦賀さんの初めてのスキャンダルで、こんなことになって申し訳なくて仕方がなかった。

それなのに、どうして敦賀さんは落ち着いていられるの!?

「あぁ、お前の初スキャンダルだ」

社長さんの、あの意味ありげな笑いは何?

「敦賀さんのスキャダルだっていうのに、しかも事実と異なっているっていうのに、どうして笑っていられるんですか~」

敦賀さんの好きな人が、この嘘っぱちな記事を信じてしまうかもしれないというのに!

そのことに気づいて、尚更落ち着かなくなって、なんだか自分でもわけのわからない感情がこみあげてきて、涙が出そうになってきた。

「真実なのは送って帰ったことだけだったよね」

敦賀さんは相変わらず落ち着き払って、優しく微笑んでくれた。

「だからどうしてそんなに落ち着いてらっしゃるんですか~!」

興奮している私を落ち着かせようとしてくれているのかしら?

「事実じゃないからかな……?」

敦賀さんには嘘だからと、笑ってしまえるようなことなの?

「敦賀さん?わかってらっしゃるんですか?事実でないのに、私なんかとキスしてたって書かれたんですよ?落ち着いてる場合じゃないんじゃないですか?」

好きな人に誤解されても知りませんよ?

「ちゃんと話せばわかってもらえるよ」

それは敦賀さんの想い人に?

そんなことを考えていたら、敦賀さんは社長さんの顔を見つめていた。

「俺にやらせるのか?」

えっ?社長さんも敦賀さんの想い人を知っているの?

「駄目ですか?」

そういうのって、自分で告げる方が余計な誤解を招かないと思うのだけど。

「どっちにしたって、お前らの口から言った方がいいと思うがな」

今『お前ら』って言わなかった?

なんで?

私まで敦賀さんの想い人に誤解を解きに行かないといけないの?

「社長の判断に従いますよ」

結局社長さんの一声で、その日のスケジュールを調整されて、敦賀さんと二人で会見を開くことになった。





私の一言で、敦賀さんの想い人が誤解を解いてくれるというなら、日頃お世話になってる恩返しだと思って言わせて頂くわ!

『キスしてません』って。

そんなことをつらつら考えながら、隣にいる敦賀さんの話を聞いていた。

「えぇ、あの記事は間違ってますよ。京子さんはかわいい後輩ですから、何か事があってからではいけないと思って、老婆心ながら『こういうこともあるから気をつけなさい』って注意してただけですよ。あの日は撮影が遅くまであったので、暗くなって女の子を一人で帰すのも危ないだろうとまだマネージャーのいない京子さんを送って行ったんですよ。荷物を運こぶのを手伝ってもらったお礼を兼ねて」

何?今空耳が聞こえたわ。

ダメよ、キョーコ!

ここはちゃんと落ち着いて笑っていないと。

でも、昨日あんな会話はなかったわよね?

そういうことにしようっていうことなのかしら?

とにかく私は『してない』ってはっきり告げればそれでいいのよね?

二人揃って会見だなんて言っても、しゃべっているのは終始敦賀さんで、ついでのように話を振られたときに、私は笑って「キスしてません」と一言告げただけだった。





あのスキャンダル以来、敦賀さんは常に何人かの記者さんに張り付かれて、私は極力誤解をされないように敦賀さんと距離をおこうとしていた。

「今更よそよそしくするのも、余計わざとらしいよ?そんな態度とると、あの記事に信憑性が出てくるよ?」

なんて敦賀さんに言われたから、それもそうかもなんて妙に納得してしまって、敦賀さんに張り付いている記者の人たちは気にしないことにした。

今まで同様に敦賀さんに接していたら、やっぱり怪しい二人だとか書かれたりもしたけれど、ダークムーン関係者のインタビューや、いつの間にか撮影されていた、ドラマ撮影の休憩時の様子なんかも報道されて、私が敦賀さんのお気に入りの後輩だと世間に認識されてきた。

今ではどこで敦賀さんと一緒にいても、至極当然のように思われて、巡る季節の中で、常に敦賀さんが傍にいて、あのとき諦めてしまった気持ちが、いつの間にか自分の中に芽生えていることに気づいた。

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