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誘惑2

俺の手の感触に耐えるかのように、ぎゅっと目をつむって俯いて耐える彼女。

襟が開いてる服なんて着てるから、ほら、今度は君のうなじが俺を誘ってるよ。

ここにキスが欲しいって。

勿論君は何も意図したわけじゃないんだろうね

でもね、俺だって健全な成人男性で、好きな子を目の前にして、我慢にも限界があるよ?

誘われるように、彼女のうなじにキスをして、首筋に唇を這わせた。

「ひゃっ」

悲鳴のような声をあげてのけぞる彼女。

「何するんですかぁ」

彼女の可愛らしい抗議にクスリと笑いがこぼれた。

「可愛い」

ただでさえ赤い顔してたのに、ますます真っ赤になって大丈夫?

「いじめっこですね」

拗ねたように俺を見つめてくる彼女。

本当に可愛くて愛しくてたまらない。

「いじめてないよ」

「いいえ、いじめっ子です。それにいつまで私の膝を触ってるんですかぁ」

「さわり心地がいいからね、やめられなくなって」

さっきの彼女の言葉をそのまま真似てみたけど、ご機嫌は斜めのようだ。

「腕は確かに私も触りましたけど、膝を触ったり、うなじにキスしたりなんて私はしてません!」

彼女の抗議が可愛らしい。

うっすらと目に涙を浮かべて俺を見つめる彼女。

俺に触れられるのは、嫌なの?

「うん、キョーコはしてないね。でも俺はしたかったの」

「そんなにいじめて楽しいんですか?」

彼女は、恨めしそうに見つめてくる。

ほら、それが俺を煽ってるって気付かない?

「あのね、いじめてるわけじゃないんだよ?」

「ホントに?」

「ごく普通に恋人同士のコミュニケーションをやってただけで」

自分の中に彼女をいじめて楽しむ気持ちがあったことは告げない。

「コミュニケーション?」

不思議そうな彼女に、まじめな顔をして告げた。

「男はね、好きな人にはいつも触れていたいと思うものなんだよ?」

「敦賀さんなのに?」

彼女は不思議そうに聞いてきた。

「俺だって健全な成人男性なんだよ?」

そう、だから今日みたいに、露出の多い服を着て、無意識だったとしても、俺を誘惑すると危険だよ?

「私みたいに地味で色気がない女にでも?」

「キョーコは俺にとって、世界で一番可愛くて、大切で、大好きな女の子だよ?だからそんな風に卑下しないでね」

彼女はまじまじと俺を見つめて、ポロリと涙をこぼした。

抱きしめられるのは嫌ではないようで、いつも身体を預けてくれるから嬉しくなる。

「好きだよ。だからいつもキョーコに触れたいと思う。今よりももっと触れたいと思う。でも、キョーコはまだ心の準備が出来てないだろ?」

泣いている彼女をきつく抱きしめて、こめかみにキスをした。


1へ  つづく

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