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AKIさんからの頂き物

一天四海のAKIさんとお話し中に、吠えない犬ってググったら、シーズーが出て来て、このワンコ可愛いって思って拡大した写真は、なんと、シーズーのお人形でした

その話をAKIさんにしましたら、AKIさんが、リーダーの誕生日に、キョーコが手作りワンコ人形をプレゼントするお話を聞かせて下さって、すかさず「読みたいです!」とおねだりしちゃいました

私のおねだりに、AKIさんはホントにお話を書いて下さいました

「公開しましょうよ」っておねだりしましたら、「あげる」ってAKIさんがおっしゃって下さったので、大喜びで頂いちゃいました

AKIさんのお話を、お楽しみくださいm(__)m


光君のぬいぐるみ 


「犬を飼いたいんだけどマンションはペット禁止なんだよね………」
 きっかけはそんな会話からだった。
「茶色い小型犬を……(京子ちゃんと)、飼うのが、夢なんだ」
 そう続けた。

 そう、夢だ。希望だ。願望だ。

 その時に隣に彼女がいてくれたら……という。

 茶色い小型犬は彼女のイメージ。
 見せてあげたら喜ぶだろうな。そんな想像をしてしまう。

「光さんも犬好きなんですね」
 そんな事を考えていたら京子ちゃんが言った。

 ん? 光さん「も」?

「社さんも犬を飼いたいらしいんですけど、マンションはペット不可だし、時間も不規則だから飼えないって言っていたんです」
 そういうと何かを思い出したのかクスクスと笑った。
「去年のバレンタインに社さん、ダークムーンの現場で敦賀さんと話しているところをスタッフさんに聞かれて、チョコと一緒に沢山の犬のぬいぐるみがプレゼントされたんですよ。その事、私が誕生日プレゼントに犬のぬいぐるみを差し上げるまで気付いてなかったようで、どうして知っているのかと驚いてたんです」
 流石に今年のバレンタインはそんな事はありませんでしたけど、と続けられた。
「そうなんだ……」
 どうして一緒の仕事もないのに今年のバレンタインの事を知っているんだろう。
 いや、待て待て。
 義理堅い京子ちゃんの事だから、仕事が一緒じゃなくてもバレンタインにチョコをあげるんだろう。
 うん。きっとそうだ。
「ぬいぐるみでもいいなあ。そういうのでもあれば帰って来た時、和むよな。でも、男がぬいぐるみを買うなんて難しいしな」
 社さんにぬいぐるみをプレゼントした、というのが羨ましくてそう言ったら京子ちゃんはきょとんと「そうなんですか?」と聞いてきた。
「うん。『彼女』にプレゼントなら平気だけど、買ったときに『プレゼントですか』って聞かれて違いますとは言い難いよ」
「そうですか」
 彼女、を強調したはずだけどあっさりそれはスルーされた。
 がっかりだ!
 心の中で泣いていると「じゃあ」と声が聞こえた。

「お誕生日のプレゼントはぬいぐるみにしますね」

「え?」

 今、なんて?

 オタンジョウビノぷれぜんとハぬいぐるみニシマスネ?

「たいした物ではありませんけど、枯れ木も山の賑わいって言いますから」

 縫い目とか気にしないでいただけたら嬉しいのですが。

 縫い目? それって、それって、それって!

「作ってくれるの?」

 勢い込んで訊ねたら「はい」と返事が来た。

 エ~イドリア~~~ン!!!

「楽しみにしてるね!」

 へへへ。
 手作りだってよ、手作り!
 京子ちゃん、料理だけじゃなくてお裁縫も得意なんだ~。
貰ったらブログにのせちゃおうっと。
 あ、でも、ピンで載せて詮索されたら京子ちゃんに迷惑がかかっちゃうから、他のと一緒にだな。
 でもでも、注目されると嬉しいなあ。
 コメントに「可愛いぬいぐるみですね」とか書かれちゃうかなぁ♪ そうしたらなんて言おうかな?

 後輩からのプレゼントなんです、かな。

 味気ないな。

 後輩からのプレゼントなんだけど、驚かないでね手作りなんだ。

 いいねぇ、いいねぇ。
 そんでぬいぐるみだけの写真を載せれば完璧じゃね?


 オレは当日を指折り数えて待つことになった。





 そして誕生日当日。
 オレはオフだったけど事務所に来ている。
 本当は京子ちゃんに自宅に来て欲しかったけど仕事だって言うし、ファンから届いているプレゼントを受け取る必要もあったから、事務所の休憩スペースで待ち合わせている。

 待ち合わせ。

 いい言葉だなあ。

 オレは事務所に着くとまっすぐに目的地へと向かった。
 京子ちゃんは先に来ていてオレが行くと立ち上がって頭を下げた。

「ごめん。待たせちゃったかな」
 これって待ち合わせっぽくない?
「いいえ。こちらこそお時間を合わせてもらって申し訳ありません」
 硬いなぁ。いいんだって京子ちゃんなら、真夜中だろうと明け方だろうと時間なんていつだって合わせるよ。
 深夜2時に「逢いたい」って電話貰っても平気だよ。
「平気平気」
 笑ってコーヒーでも買おうとした矢先に─────。
「早速ですが。お誕生日おめでとうございます」
 プレゼントを差し出されてしまった。

 早くない?

 でも、差し出された犬のぬいぐるみは凄い出来だった。

「うわぁ。凄い。上手だね、京子ちゃん。売り物みたいだ」
 褒めると京子ちゃんは照れた。
 すっごく可愛い。

「どうもありがとう!」
 今日からお前の名前は京子だよ!

「光さんには誕生日に抱えきれないくらいのバラの花束をいただきましたから。
それに比べればささやかなものなんですけど」

 勝った!
 敦賀さんが京子ちゃんにバラの花をプレゼントしたと聞いたときは「似合いすぎる!」と涙したけど、それが18歳の誕生日にも1本だって聞いたからね。
 だったら花束の方が勝ち目ある!ってピンクのバラの花束にしたんだよな。(当日は会えないからイブになっちゃったけど)
 やったね!

「そんなことないって。大事にするね!」
 うん。すっごく大事にするよ。
 それでいつか「京子が初めてプレゼントしてくれたものだよ」って言うんだ!

 京子ちゃんははにかむ様に笑ってくれた。

「京子ちゃんはまだ仕事?」
 上がりだったら食事に誘っちゃおう! 無理でも「近くまで送っていくよ」って言おう。
「ちょっと用事があるんです」
 用事?
「じゃあ送っていくよ」
「大丈夫です。ここで待ち合わせているので」

 マチアワセ?

 なんか、イヤな響きだな。

 このパターン、記憶にあるんですが。っていか、ありすぎなんですが。

 過去のパターンを振り返ると、こういう場合、明るい声で

「キョーコちゃ~ん、おっ待たせ~~~~~♪」

 ッてのが、聞こえてって………今、聞こえた?

 声がしたほうをガンバッテ振り向くとにこやかに手を振るメガネがいた。

 嗚呼ヤッパリ出ましたか。

 あの人の後ろにはあの人が………。

「お疲れ様です。敦賀さん、社さん」
「お疲れ~」
「ごめんね、待たせた?」
「いいえ。全然です」
 そこで敦賀さんと社さんはオレに向かって「お疲れ様」と挨拶してきた。
「お疲れ様です」
「あ、それ、キョーコちゃんの手作りぬいぐるみだよね」
 社さんがオレが持っているぬいぐるみを指して言った。
 何で知ってるんだ?
「相変わらず器用だね」
 敦賀さんも言う。
「茶色の小型犬なんてどんな種類がいるのか分からなくて。教えてもらって助かりました」
「犬を飼うのは夢だからね! 休みの時はペットショップに行ったり、犬のサイト周りをしているからね! いっくらでも聞いてよ!!!」
 社さんはそう笑って胸を張る。
 そうして「キョーコちゃん、いい?」と確認を取った。
「はい。大丈夫です!」
「ごめんね、無理言って」
「全然平気です!」
 そう京子ちゃんが笑うと敦賀さんは京子ちゃんの傍らにあるエコバックを手に取った。
「あ、敦賀さん、私が持ちますから」
「いいから。女の子に持たせられないし、俺が頼んだ物だからね、俺が持つよ。
それで、今日は何?」
「千切りはまだ早いかと思いまして、みじん切りを。キャベツときゅうり、トマトです。切ったお野菜は朝食のサラダにしましょうね」
「はい、先生」
「頑張って切ってくださいね!」
 えっへん、と胸を張る京子ちゃんに頭を下げる敦賀さん。

 何の会話?

 ってか、ナニゲに「朝食」って言ってない?

 泊まるの?
 泊まるの??
 泊まっちゃうの???

「それじゃあ光さん、失礼します」
「お疲れ様」
「お疲れ様、石橋君」

 にこやかに挨拶をして去っていく三人。

 三人?

 なぁんだ、マネージャー付きかぁ。


「蓮、遅くなるから俺は電車で帰るよ」
 社さんの声が廊下に響いた。

 え?

「がんばれよ、蓮!」
「任せてください、社さん!」

 ガッツポーズで返事をする京子ちゃんの声が聞こえてきた。


 なにを?
 なにを頑張るの?
 なにを任せるの?


 誰か教えてくれぇぇぇぇ!!!

 最後に俺の耳に届いたのは軽快なスキップの音だった。



 後日、「がんばれ」の意味は判明する。
 土曜日の料理番組に出演する敦賀さん。

「上手いねぇ、敦賀君」
 司会者の大御所タレントに言われて敦賀さんは「特訓してもらいましたから」と言っていた。
「料理上手な後輩がいまして。マネージャーがその子に包丁を使えるように特訓してくれって頼んだんですよ。俺、野菜をどれだけ切ったか分かりません」
「へぇ」
「すごいスパルタだったんですよ」
「スパルタ? 敦賀君を?」
「はい。遠慮なくビシバシとしごかれました」
「でもその後輩のおかげで今、こうしていられる訳だ。料理も出来るいい男ってのはポイント高いよ」
「しごかれてる男でもポイント高いですか?」
 そう言って敦賀さんは笑った。

 料理上手な後輩って京子ちゃんだ!
 そっか。社さんが頼んだのか~。

 そっか~。

 オレにもこの番組のオファー来ないかな。
 そしたら京子ちゃんに頼んで料理を教えてもらうのに。

「いい考えだよね、京子!」

 オレはぬいぐるみに向かって話しかけた。


 石橋 光(23歳)。
 現在TBMで番組を持っている彼には宣伝する新番組もなく、したがってオファーが来るはずもない事に気付いていなかった。

 そして頼んだとしても練習場所は「きまぐれ収録の空き時間」になる筈であり、「自宅」へなど呼べるはずもなく。
 よしんば呼べたとしても周到な男が、キョーコ一人を向かわせるはずもない事に思い至るわけもなかった。







光さん、ふぁいと~

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