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ACT.172続き妄想

「それってつまり、敦賀さん、私をどうにかしたいって言ってます?」

いつもと違う、大人びた彼女から告げられた言葉に、ドキッとした。

彼女が、俺の気持ちに気付いている?

ラブミー部員なのに?

今までの彼女なら、こんなことを言いだしたりはしなかっただろうに……

彼女に何があった?

彼女の変化を探るように見つめていて、返事をするのを忘れていた。

沈黙は肯定だと、彼女に教えたのは俺なのに。

他の男に彼女を盗られるぐらいなら、もう、彼女に俺の気持ちを知られてもいい……

欲しい。

彼女が。

彼女は、最初は挑戦的に俺を見つめていたのに、落ち着かない様子で視線をそらした。

なぜ目をそらす?

いつかのように、そんなわけがないと、否定して欲しかったの?

あいにく、そんなことはもう出来そうにないよ。

君をがんじがらめにしばりつけて、俺だけのものに……

恐る恐る俺に視線を戻した彼女が、硬直した。

怯えてる?

そんなに俺が怖いのか?

ただ、君を欲しているだけなのに。

彼女の顔が、泣きそうに歪んだ。

あぁ、そんな顔をさせたかったわけじゃないんだ。

夏の太陽にも負けないぐらい眩しく、君には笑っていて欲しいんだ。

仕方ない。

今はまだ、君の望む先輩を演じてあげるよ。

でも、次は逃さない。

彼女から、顔をそらして吹き出してみせたら、彼女はホッとしたように笑った。

「か、からかったんですね」

頬を膨らませて、拗ねる彼女も可愛らしい。

「からかったんじゃないよ。おしおきしたんだ。あんな発言して。どういうことになるか、考えてなかっただろ?その通りだと言われて、部屋に連れ込まれたりしたら、どうするつもりだったの?さっきも隙がありすぎるって、言ったばかりなのに」

「わ、私だって、誰かれかまわず言ってるわけじゃありません」

はいはい、どうだか。

彼女の望み通り、肩をすくめておどけてみせる。

「敦賀さんだからです」

そんなこと言って、どう受け止められるか、わかってるの?

今の言葉は取り消させないから。

逃がさないという意思を込めて彼女を見つめたら、彼女が怯えてしまった。

おわり

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